第三部 資本主義の終わり
第四章 資本主義の終わり
資本主義社会の矛盾は資本そのものにある。資本の蓄積には限界がないのに対し、その資本により生産される商品の消費には明らかに生理的な限界があるからである。消費物資市場は買い手有利の市場になり、剰余価値は買い手である消費者のものとなる。資本家に代わり消費者が、市場を通じて生産手段を支配する。
このとき、商品の価値は次の式で表される。
W=C+V
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経済の終わり