3月5日

東海の空はうららかに明けて、しかも今日は休みだ。
不景気で生産調整で自宅待機で賃金カットで啓蟄だ。
ワッハッハ。
朝から、蛾三昧だ。

ナカオビカバナミシャク

ナカオビカバナミシャク。
まず、竜泉寺に行きました。
竜泉寺には、昨日の帰りによって、夜にも行ったんだけど、ソトカバナミシャク4匹に、ギフウスキナミシャク1匹でした。
今朝行って分かったことは、昨晩と同じ蛾しかいなかったけれど、ソトカバナミシャクだと思っていた1匹(天井にいたもの)が、どうやら違うようだということです。
ソトシロオビナミシャクかなあと思ったんですが、考えた末、ナカオビカバナミシャクに落ち着きました。
(でもまた直すかもしれない。)

それから、定光寺を目指しました。
ウスバフユシャクとクロテンフユシャクと、あわせて10匹近くいたトイレを目指したのです。
しかし、ガーン、なにもいません。

絶望に打ちひしがれて、よろめく足で暗い石段を登ると、途中の街灯に蛾の影が。
あれは、キリガ!
日蝕で、月の陰に隠れた太陽のダイヤモンドリングから光がほとばしるような、感動を覚えて、一縷の望みを頼みの杖に、石段を、なおも昇っていったのです。

まずは、お参り。
私は最近、熱田神宮や竜泉寺や、お参りばかりしています。

いるじゃないか!
自販機に、明かりに照らされた白い壁に、何匹も蛾がいるのです。

カバキリガ

カバキリガ。
自販機のお釣りの返却レバーにいました。
そこは危険だろうと思ったので、移動してもらいました。
初見です。
ほかに、最近おなじみホソウスバフユシャク、ギフウスキナミシャク、シロテンエダシャク、そして、1回見たきりのシロトゲエダシャクが、結構いました。

シロトゲエダシャク

シロトゲエダシャク。

トイレに入ると数枚の羽根が散乱していて。
ヤモリか何かが蛾を食べたようです。(ヤモリってこの時期にいるかどうか、よく分かりませんが)
その羽根の中に、まだ見たことのないチャオビフユエダシャクのものがあったようなんですが。
屋外の非常灯に寄って来ていたシロテンエダシャクを写しやすい場所に木の葉に乗せて移そうと、なにげに拾った枯葉の裏に、チャオビフユエダシャクがくっついていました。

チャオビフユエダシャク

チャオビフユエダシャク。

ハルシャク

ちょっと、集まってもらいました。
シロテンエダシャク、チャオビフユエダシャク、シロトゲエダシャクです。

ナミテンアツバ

さらに境内を探したら、壁の隅にナミテンアツバ。
以前に竜泉寺で見たのとは、違うタイプです。
竜泉寺のはメスで、今日のはオスのようです。

もう一度お参りをして、石段を下り、駐車場周辺の自販機めぐり。
アトジロエダシャク、シロテンエダシャク、シロトゲエダシャク、ホソウスバフユシャク、シロフフユエダシャクなど、結構いました。

シロフフユエダシャク

シロフフユエダシャク。

自販機をじろじろ見ていたら、孫を連れた爺さんに見咎められたので、しょうがなく、缶コーヒーを買って、飲んで、缶を捨てようとしたら、そのゴミ箱にいました。

ハイイロフユハマキ

ハイイロフユハマキ。

コクガ?

コクガ?
トイレにいました。明るいところに連れ出して写真を撮りました。
米の代表的な害虫のようですが、蛾の図鑑にはあまり情報がなく、違ってる可能性も大きいですが、オオハズレでもないだろうと思います。
どうも写真での同定は無理のようですが、名前をつけておかないと無くしてしまうしイライラするから。

さらに新たな蛾との出会いを求めて、私は駅周辺へと向かった。

オカモトトゲエダシャク

外から見て、電話ボックスの天井に何か蛾の影が見えたので、中に入ると、それはソトシロオビナミシャクだったんですが、振り返ったらドアーの屈曲部に、オカモトトゲエダシャクがいました。
つい先日も掲示板で見て、あこがれていた蛾です。
思っていたより大きくて立派です。

クロミミキリガ

駅の地下道にクロミミキリガ。

ミツボシキリガ

トイレの遠いところに、ミツボシキリガ。
ほかに遠くて分からないの(ギフウスキナミシャクかなんか)もいましたが、ミツボシキリガは特徴がはっきりしていて、ありがたいなあ。

フサヤガ

キャンプ場の炊事場にフサヤガ。
前翅長20ミリだったから、コフサヤガでなく、フサヤガだろうと思います。

その後、森林公園に行ったのだが、ちょっともでした。
オカモトが見られたのだから、それで満足するべきでしょうが。

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